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【ガンバ大阪】わたしたちのSDGsを紹介

2021年から社内でプロジェクトチームを発足し、様々な議論を重ねながら、先ずは「ガンバ大阪が地域社会を笑顔にする」ことを目的として3.4.11.17の目標に重点的に取り組んでいます。
国連のSDGs週間(9月末頃の時期)に合わせ毎年「SDGsmileマッチデー」として、主催試合に大がかりなイベントを開催しています。国連の認可を得て、Jリーグでは初めて、トップチームが着用するユニフォームのパンツの後ろ側にSDGsロゴを掲載しています。
2022年のSDGsmileマッチデーでは盲導犬のお仕事を知っていただくPRや、2023年では小児がんを患った子ども達を少しでも「笑顔」にできればとの思いから、ゴールドリボンのPR啓発に伴い、子供たちの招待も行いました。また行政と連携して大阪府SDGs宣言ブース、体力測定ブースを設置しています。
試合日以外では、2030年までにスタジアムで出る廃棄ゴミを、お客様と一緒に無くそうという目標を立て、まずは土に返る紙コップを導入し、堆肥化できる機械を設置して廃棄食材と共にリサイクルにチャレンジしました。しかしながら紙コップ価格が高騰してしまった為、今はペットボトルを作る際に出る端材を使い、リユース素材のペットカップを使用しています。他には、スタジアム内のペットボトルのキャップやラベルの分別、土に返るカトラリーを使用するなど意識を高めるような活動をしています。スタジアムだけでなくスタジアムの周りの清掃活動も行っています。
SDGsという言葉が出る前から、ホームタウン地域の小学校を選手が訪問する「ふれあいサッカー教室」授業をしたり、少年院を訪問したり、高齢者向けに棒サッカー大会に参加するなど、サッカーを通じて触れ合い、ホームタウンを元気にするということを軸に社会貢献活動をしています。

SDGsをはじめたはなし

2021年にクラブ創立30周年を迎え、もう一度足元を見直しSDGsのプロジェクトチームをスタートしました。
私たちの出来る事は限られていますが、ホームタウン(地域)の方々やパートナー企業様が望んでいる事を私たちがハブとなって試合や活動を通じて広報し、多くの方に発信できることは強みだと思っています。ガンバ大阪が率先してSDGsに取り組む姿を発信することで、ガンバに関わるみなさまに影響を与え、意識的にSDGsに取り組んでいただき、10年後みなさまが持続可能な課題解決に取り組んでいる姿を想像しながら活動しています。
余談ですが、プロジェクトチーム最初の会議で印象に残っているのは、サステナブルな毎日を過ごす為に「背伸びせずに、無理しないで自分たちに出来る事をしよう」という話をしたことを覚えています。 (一同共感)

成功した、努力したはなし

ゴミ拾い活動をしているのですが、活動のきっかけは、試合後にスタジアム付近のゴミ箱がゴミであふれている状態で…せっかく試合に勝ってもその光景を見ると何だかいい気持ちはしないですよね。そんな時に、ラジオ大阪様より、日本財団様の「CHANGE FOR THE BLUE」プロジェクトの一環として何か一緒にできませんか?というご相談をいただいたのをきっかけに、ラジオ大阪様と一緒にスタジアム周辺のゴミ拾い活動を始めました。ジュニアユース(中学1年生)とラジオ大阪様でお客様にゴミに関するクイズを出す企画などを通し、交流を楽しみながらサステナブルな輪が広がっています。
3.4.11.17の目標に沿った活動をみんなで意識し活動する事でSDGsの取組みが評価され、パートナー企業様が増えました。パートナー企業様からは消費者にSDGsのPRをする場があまりなかったとお伺いし、何か一緒に取り組みができないかと考え、ガンバの試合やイベントで企業様のCSRやSDGsの取り組みを発信できる場を提供しました。活動を進める中で来場者も増え、パートナー企業様の社名を知っていただいたり、SDGsの取組みを知っていただいたりと、クラブとしてお客様にパートナー企業様をより身近に感じていただける機会を提供できているのかなと思います。

わたしのみらいのはなし

現在Jリーグには60クラブあり、各クラブのカラーを出してSDGsに取り組んでいます。他のクラブや野球など競技を飛び越えて魅力的な活動はガンバとしても取り入れるようにアンテナを張っています。ガンバ発の発信も魅力の1つですが、他のクラブなど良い活動はどんどん取り入れ、最終的にホームタウンを中心とした、ガンバに関わる皆様がSDGs意識を高め、パートナー企業様の満足度を上げるようにガンバとしての活動を更に発信していきたいと思います。
また、スタジアムも魅力の一つですので、街のシンボルとして愛される施設にしたいと思っています。サッカーに関わりのない方にもスタジアムを利用していただきたくて、SDGsや防災教育など様々な発信をスタジアムで体験でき、試合を楽しむだけでなくスタジアムに足を運ぶことでいろんなことが学べる複合施設にしたいです。
スポーツ選手は社会への影響力があるので選手が自分事としてとらえ発信することによってSDGsが自然と広がります。選手を含めクラブチーム全体でSDGsの活動や教育を進めることで社内、社外に知識や理解が浸透していくと思います。
ガンバに関わる全ての方々がSDGsに取り組むみらいを目指しています。

ガンバ大阪からのメッセージ

15年前からペットボトルの分別に力を入れています。
継続していくことで、分別の意識が定着し今ではスタジアムに来たら分別する事が当たり前になっていますし、家庭でも実践しているという声を聞きます。
こういったことは一つの事例ではありますが、「試合に勝った!負けた!」のコミュニケーションと合わせて、そういったガンバの取組みをスタジアムで知っていただき、ガンバの新しい価値を家庭で語っていただければ嬉しいです。

企業紹介
ガンバ大阪
Jリーグ創設当初から加盟するプロサッカークラブ。大阪府の北摂地域(吹田市・茨木市・高槻市・豊中市・摂津市・池田市・箕面市)をJリーグへのホームタウン登録市とし、北摂・北河内地域を活動エリアとしている。ホームスタジアムはパナソニックスタジアム吹田
〒565-0826
大阪府吹田市千里万博公園3-3
TEL: 06-6875-3377
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