【エコリカ】わたしたちのSDGsを紹介
環境貢献型商品の開発、販売をおこなっております。
メインはプリンター用インクカートリッジのリサイクルです。
使用済みインクカートリッジを回収し上質なインクを詰め替えリサイクルしています。
他には長寿命のLEDランプの開発、販売をおこなっています。
SDGsをはじめたはなし
母体はMSCというPC関係の商品を扱う卸の会社です。
当時レーザープリンター用のリサイクルトナーは存在していましたが、リサイクルインクカートリッジを販売するメーカーが国内になく、なぜないのかと疑問に思っていました。インクカートリッジのほとんどがプラスチックでできていますが、わずか10グラム程度のインクしか入っていないカートリッジに対し約30グラムから40グラムのプラスチックを使用されており、使い終わればそのまま捨てられているのは常々「もったいない」と感じていたことが始まりです。
プリンターメーカーは消耗品ビジネスで、プリンターを安く販売し、インクで利益を得るケースが多いんですよ。プリンターの値段とインクの値段がそこまで大きく変わらないので、よくプリンターを利用する方は、インクが無くなってもインクを交換せずにプリンターを捨て買い替えてしまいます。そこに矛盾を感じ「資源を無駄にしているなぁ~」と感じていました。資源が無駄になってしまうことがあってはならないという使命感を感じていた頃にPCリサイクル法※が始まり、これからはPC業界もエコの時代になり排出責任も問われるだろうと予見し、エコをキーワードに新しくブランドを立ち上げました。
※PCリサイクル法…不要になった個人または事業用パソコンの回収とリサイクルをメーカーに義務づけた法律で、正式名称は「資源有効活用促進法」2003年に施行
成功した、努力したはなし
努力したことといえば、エコリカのリサイクルインクはエコマークを取得しています。
当時、詰め替えインクリボンの認定基準はあったのですが、リサイクルインクの認定基準はありませんでした。そのため、リサイクルインクの認定基準を作ってほしいと環境省に申し入れをしました。
認証基準を作るのに世界基準で厳しい審査機関ブルーエンジェル※の認証をクリアしないといけないのですが、これがまた大変でしたね。大元のインクメーカーがレシピを開示しないといけないのですが、成分のレシピを公開すると他のメーカーにレシピを教えているようなもので、他のメーカーに同じインクを製造される可能性が高く、本来インクメーカーは開示しません。しかしながら、卸業との信頼関係を築いていたのでご協力いただけました。他にも、インクを打つ際にインクを噴射するのですが、それに伴い空気中にインクが飛散します。そのガスの濃度に規定があり、計測するには世界的に認証を受けたラボに依頼するのですが、非常に高いコストがかかりました。
インク成分の安全性の話ですと、今まではインクは飲食物ではないので発がん物質を含む、含まないは関係なかったのですが、エコリカでは食品、医薬品に求められる品質基準をクリアしています。実はエコリカのインクは飲めるほど、人体に悪影響をおよぼす成分が入っていません。
開発の話でいうと、リサイクルできないようにインクカートリッジのICチップに細工がされたこともありましたね。解決策として、ICチップを貼り替えることにしました。
「ecoly chip(エコリーチップ)」という名称でインク残量表示に完全対応で繰り返し使える業界初のチップを開発し搭載しています。こちらの商品は好評ですごく売れています。
エコマークの取得には環境省の応援があったり、開発や販売には卸業からお付き合いがあるメーカーさまや販売店さまの応援があったりと支えられながら、環境貢献型商品を提供しています。
※ブルーエンジェル…ドイツ世界で初めて導入されたエコラベル制度で、連邦環境・自然保護・建設・原子力安全・消費者保護省(BMUV)が所有権を持つラベル 認定を受けた製品およびサービスにのみラベルの使用を認定
わたしたちのみらいのはなし
エコリカではオリジナルLEDランプの開発を進めています。
LEDランプは省エネであるという事と、長寿命で廃棄を減らすことができて、すごくエコなんですよ。我々は高品質に拘っておりまして、高演色※のLEDランプを生産しております。特に色校正を必要とする企業さまに採用いただいております。2027年には蛍光灯の生産が終了し、LEDランプの需要はさらに増加します。これからのLEDランプの基盤を高品質にするために今後も品質向上とLEDランプの普及に努めてまいります。
他には、太陽光の蓄電池の開発を進めたいと思っています。
エコリカで蓄電池を販売し、その蓄電池をリサイクできないか日本のメーカーさまと開発をすすめております。
また、海外向けのリサイクルの要望にも対応しています。回収したものの、日本で販売できないインクカートリッジを海外のリサイクラーに販売し廃棄を減らしているんですよ。最近では海外でもリサイクルインクの需要が高くなっており、今後はマーケットを海外にも広げ海外生産も進めていきたいと考えています。
今後も“人と地球に貢献できる”エコなオンリーワンの製品を作っていきたいです。
※高演色…高い演色性という意味で、ライトで照らした物の色合いが太陽光の下で見る場合と近い色合いで見えることで、太陽光に近い光をどの程度再現できているかを数値で表した指標
家庭でできるエコなこと
照明でしたら、蛍光灯や白熱電球からLEDランプに変えるだけで電流の消費量も5分の1に減らせます。LEDランプは長寿命ですし、熱を出さないので光熱費も下がり財布にも環境にもエコです。
エコリカでは毎年10月に開催しているFM802主催の「funky market」で使用済みインクカートリッジを回収しています。使用済みのインクカートリッジを持ち込んでいただくとノベルティーがもらえるというイベントです。今年の年末にはキャンペーンを企画しており、「家庭で実践されているエコな事」を募集し、送っていただくと抽選でプレゼントが当たるというものです。ただプレゼントが当たる企画ではなく、募集した「家庭で実践されているエコな事」を投稿していただいたお客様の了承を得て、お客様とのつながりで紹介しようかと企画しています。
また、エコリカではインクカートリッジを1個購入するとWWF※に1円寄付しています。
寄付に繋がる商品の購入やリサイクル商品を購入すること、エコな回収に協力することがエコに繋がると考えております。
※WWF…100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年に設立。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止などの活動を行なっている
日本で初めて家電量販店を通じたインクカートリッジのリユースシステムを実現。リユース・リサイクルインクカートリッジの次の事業として、日本国内においては二番目の早さでLED照明の製品化、販売を開始。LEDの次世代照明として期待されている有機EL照明も、どこよりも早く事業展開を開始。
環境負荷低減製品の販売を通じて社会に貢献する企業です。
エコリカ公式YouTubeチャンネル
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